8型の液晶ディスプレーを搭載し、OSにWindows
8.1を使うタブレット、いわゆる“8型Windowsタブレット”が複数のメーカーから続々と登場。すでに発売あるいは発表済みのメーカーは、デル、日本エイサー、レノボ・ジャパンの海外勢3社と、国内メーカー東芝の計4社になった。それぞれの製品名は
・東芝「dynabook Tab VT484」(ダイナブック タブ VT484)
・デル「Venue 8 Pro」(ベニュー 8 プロ)
・レノボ・ジャパン「Miix 2 8」(ミイックス ツー エイト)
・日本エイサー「Iconia W4-820」(アイコニア W4-820)
である。
8型Windowsタブレットという新たなジャンルが誕生したことは、タブレット、パソコン双方の市場にインパクトを与えそうだ。
タブレット市場は、現在7~8型クラスのタブレットが好調に売れている。iPad miniやNexus
7の売れ行きを見れば、7~8型クラスのタブレットの需要がいかに大きいか分かるはず。
その“主戦場”に今度はWindowsタブレットが加わるのだ。
一方、不調が伝えられるパソコン市場は、Windows XPのサポート切れとWindows
8.1登場の効果で、売り上げは回復基調。これに新ジャンルの8型Windowsタブレットが、さらに弾みをつけられるかに注目が集まっている。
そんな注目の8型Windowsタブレットの概要と、選び方を簡単にまとめてみたい。
特徴は「軽い」「長持ち」「安い」
8型Windowsタブレットの特徴は、「軽量コンパクト」「バッテリー駆動時間が長い」「価格が安い」の3点だ。
重さは350~450gほどで製品によって違いはあるが、いずれも10型クラスのタブレットより軽量コンパクトで持ちやすく、片手で持って使うこともできそうだ。
薄型なのでカバンの中などで場所をとらないのもメリット。
バッテリー駆動時間はメーカーによって測定方法が異なるので比べにくいが、カタログ値は8~11時間ほど。1日程度ならなんとか使えるレベルではないだろうか。
8型Windowsタブレットの魅力はなんといっても安さだ。実売価格は4~6万円で、中にはマイクロソフトOffice付属で4万円を切る製品もある。
10型クラスのWindowsタブレットやウルトラブックに比べるとかなり安い。