
出版側にとっての違い
多くの方が本を出版したいと思われておりますが、相場でいくと自費出版にかかる費用は約300万~500万と言われております。
また、そこから流通部数の一部買い取りもしなければなりません。
仮に1500円で出版して1000冊の買い取りもしなくてはならないのであれば、先ほどの価格から更に150万の費用がかかってしまいます。
しかし、それでも自費出版を出したい方の理由は「ステータスになる」ということです。果たして、自費出版をすればステータスになるというのは本当なのでしょうか。
私達は自費出版で数百人の方に見て貰うだけであれば、電子書籍で多くの方に見て貰い、かつ、ランキングで上位になった方が遥かに「ステータスになる」と思っております。
近年、Kindleの日本上陸により多くの方が電子書籍を気軽に出すようになりました。今まで数百万もかかって諦めていた人達も多く、この機を待っていたと言わんばかりに電子書籍化して各々Kindle等のストアで配信をされております。
電子書籍化自体は覚えれば自分でも作る事が出来ます。
それも人気の1つとなっております。
また、流通コストもかからずに配信をすれば世界中から見て貰えるチャンスも手に入る事、印税率が35~70%と紙の書籍よりも高い事、内容もアップデートかけられたり、プロモーションに使える事も出来るのも紙とは違って色々な用途に合わせて作る事が出来ます。
読む側の違い
電子書籍と紙の本との最大の違いは本がデータなので、電子書籍データ自体は重さが無い収納場所を取らない。
パソコンや電子書籍端末の中に数千冊、収納可能文字の大きさが変えられる暗い寝室でも読める(再生機器による)
つまり、電子書籍なら巨大な本棚や収納場所が無くても数千冊を所有することができ、老眼鏡が無くても読めて、立っているときに読みにくいハードカバーの本なども通勤電車で手軽に読んだりできます。
重たいハードカバーの本や、文庫複数冊を持ち歩かなくても、電子書籍端末1台あれば数千冊以上持ち歩けるのも魅力ですね。
今後の利用動向
現在の電子書籍の利用経験者は約2割にとどまり、依然として紙媒体の書籍の方が利用意向が高い。
全国の10歳代―60歳代の男女1200人に本を読む頻度を尋ねたところ、平均して年に1冊以上読む人は72.3%、月に1冊以上読む人は45.7%だった。
1年に1冊以上本を読んでいる人が本を入手する手段は、男女とも「総合的な品揃えの大型書店で購入」がトップ。
次いで、男性は「インターネットで購入」、女性は「図書館で借りる」が続いた。
全回答者のうち、最近1年間に有料無料を問わず電子書籍を利用した人は20.8%にとどまった。
男女別で見ると、男性(24.3%)の方が女性(17.1%)より利用経験者が多い。
電子書籍を読むのに使った端末は、「スマートフォン」(49.0%)が1位で、「パソコン」(41.4%)が2位。以下「タブレット端末」(24.1%)、「電子ブックリーダー」(11.6%)と続いた。
電子書籍を利用した人に、今後における紙の本と電子書籍の利用意向を尋ねると、59.4%は「紙の本を利用したい」「どちらかといえば紙の本を利用したい」と回答。「電子書籍を利用したい」「どちらかといえば電子書籍を利用したい」と答えた人は14.4%にとどまった。女性は特に紙の本の利用意向が68.0%と高く、男性の53.4%を約15ポイント上回った。